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プログラムの目的

迅速な対応を主導できる優れた
リーダーシップを持った国際的人材の育成

ケニアでフィールド調査中の大学院生

ケニアでフィールド調査中の大学院生

さまざまな感染症の出現拡大に伴い、地球規模のレベルで、熱帯病・新興感染症対策分野の教育・研究開発の推進、あるいは長期的な視野に立った疾病対策の立案、計画、実行が求められています。同時に新興感染症による国際感染症危機に際しては科学的根拠に基づいた迅速な対応を主導できる優れたリーダーシップを持った国際的人材の育成強化が急務です。

本プログラムは、世界的レベルにある本学の熱帯病・新興感染症研究を基に「熱帯に蔓延する感染症および国際的に脅威となる新興感染症について幅広い知識と技術、およびグローバルな俯瞰力を備え、教育研究の推進と疾病制御の実践においてリーダーシップを発揮できる国際的人材を育成すること」を目的としています。

ケニアでフィールド調査中の大学院生

ケニアには感染症研究ほか、
さまざまな調査に長崎大学の学生が訪れる。
(ケニア・クワレ地区)

WHOはこれまで診断・予防・治療についての研究開発や疾病対策が不十分であったNTDs(顧みられない熱帯病)への対策協力を各国に呼びかけています。このプログラムで取り組むべき具体的テーマの一つは、「NTDsを中心とする熱帯感染症の克服」です。

一方、SARSや新型インフルエンザなど世界的な大流行に発展する可能性を持つ感染症や、エボラ出血熱など致死率の高い病原体のアウトブレイクへの警戒と迅速な対応が求められています。したがって、本プログラムにおけるもう1つのテーマは、「国際新興感染症制御」です。

長崎大学は整備された施設や多くのフィールドワークを有し、国際的なネットワークとさまざまな分野の専門家、研究者からのバックアップを得ることができます。また、積極的に各支援事業などに参加し、フィールドワークを広げています。

長崎大学アフリカ拠点のナイロビ本部

長崎大学アフリカ拠点のナイロビ本部
P3ラボが整備され、日本人スタッフの他、現地の若手研究者が集い研究に励む

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